スタッフブログ

 

こんにちは！

山口市米屋町商店街にあります、ふじもと呉服店呉服部の山下です。

 

今回は、成人式から数年後に振袖を着る場合について書かせて頂きたいと思います！

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(1)成人式以外で振袖を着るには

 

私も先日、友人の結婚式に出席するために振袖を着ました。

 

今までも結婚式に出席するために何度か着ており、今回で4回目になりました。

 

3回目までは成人式のときと同じコ－ディネ－トで出席していましたが、

さすがに4回目ともなると自分の成人式(現二十歳のつどい)から年が経ち、雰囲気を落ち着かせたいな、ということで小物替えをしました。

 

ちなみに3回目までの私のように、成人式と同じコ－ディネ－トで出席することはまったく問題ありません。

ただ年齢に合わせて雰囲気を変えることは、人の目がありますので必要になるかと思います。

そのときはこの度の私のように替えられることをオススメします。

振袖で行くと、特に新郎新婦のご家族から喜ばれるので、ぜひお持ちの方は着て行ってあげてください。

 

話を戻しまして

成人式のときにお母様やお姉様、もしくはご親戚の振袖を着られた方の中には小物替えの経験があるかと思いますが、

購入プランやレンタルプラン、もしくはご家族のものをそのまま着られた方は小物替えの経験がないかと思います。

 

そしてこれから準備をされるという方でしたらなおさら「『小物替え』とは？」となるかもしれませんが、「小物替え」においてやることは非常にシンプル。

振袖を最初に準備するときにしたコ－ディネ－トをやり替える、ただそれだけです。

 

振袖は小物を1つ替えるだけでも印象がグッと変わります。

また振袖自体は柄によっては何十年も着れるものがありますが、小物は時代感が出やすいのでその時代に合わせて替えることをオススメしています。

 

以前は明るい赤系の小物がとても多かったのですが、今では色の種類は何十色と増え、色味も明るいものからシックなものまで様々となっています。

また中にはラインストーンがあしらわれた小物もあり、飾りがほとんどなかった以前と比べると違いは一目瞭然なほどです。

 

成人式のときはお嬢様も初めて振袖を着るので、これを着るのだと言われたら何の疑いもなく着られる場合が多いと思います。

もちろんお嬢様がそれを気に入っていらっしゃったら問題ないのですが、

もしお嬢様がそのままで行かれて、会場でお友達の今どきの装いを見たとき、もしかしたら相手との差を感じてがっかりするかもしれません。

 

ですので、振袖についてはお母様はぜひお嬢様としっかり話し合いをして頂きたいと思います。

もしお嬢様がOKを出しても、お母様が違和感を持たれるようであればいろいろとアドバイスしてあげてみてくださいね。

(2)小物替えでどれだけ変わる？

私の振袖は赤地にパステルの花がたくさん描かれた華やかな一枚です。

成人式のときは重ね襟かさねえりと帯揚げおびあげを黄緑に、帯締おびじめを濃い赤紫にしました。

重ね襟かさねえりとは振袖と振襦袢ふりじゅばんの襟えりの間に挟む装飾品のことで、帯揚げおびあげとは振袖を着たときに帯の上側にある布のことです。

そして帯締おびじめとは帯の中心に結ぶ紐のことを指します。

これらの小物についての詳細は↓をご覧くださいませ。

振袖も大事だけど小物も大事！今どんなものがあるか教えちゃいます

 

赤と緑は補色(色合いの差が最も大きい関係のこと、お互いの色が際立って見える)の関係にあることを利用し、より華やかさを出すコ－ディネ－トにして頂いておりました。

とても気に入っていた着姿きすがただったのですが、さすがにこれはもう着れないというところまできてしまったので、重ね襟かさねえりと帯揚げおびあげと帯締おびじめを替えることにしました。

 

今回はふじもとが誇るトップコ－ディネ－タ－である店長にご協力を頂きました。

重ね襟かさねえりと帯揚げおびあげの色は振袖にもある紫を。

濃く控えめな色を選んでもらいました。

振袖の小物は3つとも色を同じくすると野暮ったく見えてしまうことがありますので、帯締おびじめだけは違う色にしました。

全体の雰囲気を締めるために色は黒で。

ちょっとかっこよくなったんじゃないかと思います。

いかがでしたでしょうか？

たった3つ、色を替えただけですが

落ち着いた印象に変わったと思います。

このように振袖は小物を替えることで長く楽しむことができます。

 

振袖が長く着れれば着れるほど、結婚式などのお祝いの席で毎回何を着ればいいのか悩まなくて済みますし、レンタル費用もかからずに済むのでとてもお得です。

 

※ふじもとで着物をご購入頂いた皆さまは、着付け代が無料になります。

ただ成人式のときにこのような控えめな色使いをするのは二十歳の方のお祝いの場にはふさわしくない装いになってしまいかねませんので、よく確認しながらお選びくださいね。

 

ちなみにこの3つ以外の小物として草履ぞうりバッグや半襟はんえり、そして髪飾りがあります。

 

半襟はんえりとは長襦袢ながじゅばんの襟えりに付けるもののことで、

長襦袢ながじゅばんとは振袖などの着物の下に着る和服のことを指します。着物は基本的に重ね着になります。

 

今回半襟はんえりはずっと使えるデザインでしたのでそのまま使用しました。

髪飾りは成人式に使ったものは使用せず、ちょっとした飾りをまとめた髪につけただけにしました。

 

草履ぞうりバッグは成人式のものをそのまま使用する予定でしたが、なんといざ履いて歩いてみると底がぱっくり。

振袖を着る度に履いていましたが、やはり大半を箱の中で過ごしてもらっていたためか、湿気で傷んでしまっていたようです。

不幸中の幸いで会場に向かう前に壊れたので、新しいのを準備して行くことができました。

 

ですが、これが成人式だったらと思うと恐ろしいですよね。

たとえそれが向かう前だったとしても、合うものを探すとなると非常に焦ってしまうと思います。

ですので、草履ぞうりは手にしてから10年近く経っていたら危ないかもしれないと思ってください。

そして不安になったならすぐに買い替えられることをオススメします。

 

草履ぞうりの選び方については↓をご覧くださいませ。

成人式間近！実用編　～草履ぞうりを選ぶ前に知っておいてほしいこと～

 

いかがでしたでしょうか？

振袖をお持ちの方やこれからどうしようか悩まれている方の参考になれば幸せます。

これから振袖を決めるという方は気になることがいっぱいかと思いますが、他にも振袖や二十歳のつどいに関する情報を記事にしてまとめておりますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。

 

わかりづらいところ、その他気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

直接お店にお越しくださるのも大歓迎です。

 

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山下