スタッフブログ
山口市米屋町のふじもと呉服店、立石です。
2年前にも、「おばあちゃんの振袖を今風アレンジ」という記事を書きましたが
最新版では、2年前にはなかったラインストーンの重ね衿で、大人っぽい最新コーデと、予算に合わせた節約コーデをお届けします。
ラインストーンの重ね衿は、2年前にも少しあったのですが
今年は流行に合わせて色とりどりの配色で、よりコーディネートしやすくなっています。
スモーキーなカラーを中心に、ラインストーンの重ね衿が沢山入荷しています。
コチラでも、ラインストーンの重ね衿のご紹介してます。ぜひチェックしてみてください。▼▼▼
進学・就職前に!【春休み新作振袖】店長が選ぶ!2024年トレンド4選
お着物は、「着物1枚 帯3本」と言い帯や小物のアレンジで雰囲気が変わります。
成人式以外に、結婚式のお呼ばれ、結納など雰囲気を変えて長く楽しみたいです。
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ママ振って素晴らしい!!
おばあちゃんの振袖や、ママ振袖を成人式本番で着せるなら最高の状態で着せてあげたいのですが、前撮りで、2着目の振袖として着せるなら
ちょっと予算抑えめで、でも今っぽくプチチェンジしたいですよね!
小物ちょい足しでイメチェンという節約バージョンのリクエストも、コーデ自慢の店長に頼んでみました。
ママ振袖、お婆ちゃん振袖、姉振袖を着る方の参考になれば幸いです。
おばあちゃんの振袖を着るメリット・デメリット
買い替え必須の草履バッグと、買い替え推奨小物
おばあちゃんの振袖 今っぽアレンジ最新版はコチラです
予算少なめ節約コーデ
まとめ
おばあちゃんの振袖を着るメリット・デメリット
メリット
おばあちゃんに喜んでもらえます。
ママ振袖を娘が着てくれると、嬉しいですよね。
祖母振袖を、孫が着たら、お婆ちゃんメロメロです。
おばあちゃんにも、ママにも思い入れのある祖母振袖は、おばあちゃんが振袖を買ってもらった当時のことなど沢山の思い出が甦ります。
隣接の写真館(フェスタ)で前撮り写真撮影サービスがあります。
アルバムや、写真立ての他にデータの購入がオススメです。
うちの母(娘のお婆ちゃん)は、スマホの待ち受けにして
職場や趣味のお友達に見せるので、入学式など節目節目の写真は、スマホに送ると喜んでくれます。
データの購入は、アルバム、写真立てとはまた違った気軽さがあります。
アルバムも、新作が入荷し選べるものが増えたので、素敵な写真集が出来そうです。
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新作の振袖は、洋風コーデにもしやすい洋風の花柄や、ゴールド、シルバー、プラチナでキラキラした印象です。
古典柄も、新作は、色味を抑えた配色で現代風の配置だったりします。
ママ振袖、祖母振袖など昔の振袖は、一式100万円など、高級振袖が多いので、質が良く職人さんの手間のかかった逸品が多い傾向にあります。
そんな振袖には、オーラがありますよね。
ママ、祖母の年代にもよりますが、バブル時代の豪華な物や、ギャル世代の華やかな物、柄の少ないシックな物と、個性的で魅力的な振袖が多く眠っています。
実際に、最近ふじもと呉服店に持ち込まれたママ振袖も黒味がかった赤い振袖や、エメラルドグリーンの振袖、オーロラのように輝く振袖など様々です。
有料で、振袖の柄に合わせたオーダーネイルチップも、ママ振袖、祖母振袖にぜひ合わせたい!と喜ばれています。
最近のお嬢様自体が、ちょっとレトロな雰囲気を喜ぶ傾向にあります。
お婆ちゃんの振袖が、昭和レトロだとしたら
ママ振袖は、平成レトロですね。
その家の家宝として受け継ぎ、思い出を共有できるのが最大のメリットです。
デメリット
ママ振袖、祖母振袖だと節約できそうなイメージですよね。
最近は、節約のためではなく、この振袖が気に入っているから着たいとう方が多い傾向です。
小物を変えたり帯や草履バッグを新調すると、新作振袖が買えるお値段になることもあります。
これは、企業努力で新作振袖が、セット価格でお得に提供できるからなので、単品購入は割高になります。
ママ振袖の点検に行くと、高額購入を勧められるわけではありません。
予算に応じて、譲れる点、こだわりたい所を探していきましょう。
新作のフルセットを購入できる35万円くらい、ママ振袖のコーディネートにかける方も少なくありません。
新作振袖一式購入できる金額になったら、いっそ新作振袖を購入して小物や帯を共通で使えるようコーディネートするのもオススメです。
思い出の振袖も、今っぽい新作振袖も、どっちも着たいですよね。
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状態のチェックが必要
しまうときは綺麗でも、後からシミが浮いてくることもあります。
しまいっぱなしで、数十年。カビが…といった振袖も。
自宅で、ちょこっと見た状態では綺麗に見えたのに
広い店内で着付けしてもらったら、シミに気づく場合もあります。
振袖は絹糸で縫われいます。
天然素材なので、糸が朽ちて縫いかえが必要な場合も。
成人式の1から2年前には点検に出しておくと安心です。
うちの、祖母振袖は、私が結納の時に洗い張り(糸を解いて、洗って仕立て直す)をしているので、糸は51年前のものではなく、18年前くらいになります。
保存状態でも、違いますが、座った瞬間にお尻が裂けても困るので、点検しておくと安心です。
脇縫いなども、裂けやすい部位になります。
サイズの問題
おばあちゃんや、ママと身長差が10cm以上あると振袖のサイズ直しが必要になります。
着付けで、調節できる範囲内か、サイズ直ししても、生地が足りない場合もあるので一度、着付けてみるのがオススメです。
身長が同じでも、最近のお嬢様は、腕が長いので袖丈が足りない場合もあります。
一度、お店にお持ちください。
サイズが合うか、必要な小物が揃っているかチェックいたします。
買い替え必須の草履バッグと、買い替え推奨小物
草履バッグ
絶対に買い換えないといけない小物は、草履バッグです。
51年前の、祖母振袖の草履バッグはもちろん25から30年前のママ振袖の草履バッグも買い替え必須です。
見た目が綺麗でも、歩いているときに草履の底が朽ちて剥がれたら大変危険です。
古いセットは、エナメル素材のものも多く、表面のひび割れやベタつきなどもあります。
草履バッグセットは、19,800円から70,000円で取り揃えてます。
振襦袢
次に購入必須は、振襦袢です。
振袖の下に着る、振袖と同じ袖の長さの着物です。無くして無ければ、購入しなくて大丈夫ですが、無くしがちです。
振襦袢が無いと振袖を着られません。
新しく、仕立てると ¥30,000〜¥70,000くらいかかるので、成人式ギリギリではなく、早めにあるか、チェックすることが重要です。
場合によっては、クリーニングが必要です。
まれに、袖を切って他の着物用の襦袢にされている場合もあります。
この場合も、新しく仕立てる必要があります。
足袋
次に、購入必須は、足袋です。
お持ちの足袋もあるとは思いますが、お祝いなので新調オススメです。
ストレッチ足袋をお勧めしているので、通常の足袋より足が痛くなりにくいです。
袋帯
次に買い替え候補は、帯です。
古い帯は、重たく短いのですが、新しい帯は長くて軽いので、華やかな帯結びができて娘さんへの負担が少ないです。
上が店内の新作袋帯です。
下が51年前の祖母振袖の袋帯です。
二つに折った状態での比較です。
新しい方が長いので、帯を結んだときにより多くのヒダを作って華やかに結べます。
手触りも柔らかく、結びやすいそうです。
デザインも、新作のものは、七宝柄という古典柄ですが配色が色味を抑えた今っぽいものとなっています。
おばあちゃんの振袖の帯は、黒に朱色で昭和感があります。
白い振袖に黒い帯は、今でもコーディネートでよくある組み合わせですが、振袖に同色系の帯を合わせるコーデの方が
脚長効果を期待できます。
低身長のお嬢様におすすめです。
帯が痛んでいることもあるので、祖母振袖やママ振袖の帯を使う場合はチェックが必要です。
ママ振袖、祖母振袖時代は帯も50万円前後していましたが、店頭の帯は55,000円から160,000円で購入できます。
お値が張るものでも30万円くらいです。
訪問着や、色無地の帯などは40万円くらいの物が多いので振袖関連の商品は業界努力で、お手頃価格になっています。
帯を変えると、雰囲気が変わるのでより素敵な着姿にするために検討してみてください。
なりたいイメージから、ラインストーンの重ね衿に合う今っぽい帯を決めていきます。
2024年の最新!祖母振袖に合わせる帯は、コレ!
お嬢様の好みや雰囲気、振袖によって変わりますが色味を抑えた帯が、振袖の柄が引き立ってオススメです。
右が、おばあちゃんの振袖に当時の帯を結んだところ
左が、成人式本番用に購入した現代の振袖の帯結びです。
柔らかいので、フリフリして可愛いです。
重ね衿、帯揚げ、帯締め
次に買い替え候補は、重ね衿、帯揚げ、帯締めです。
おばあちゃん、ママ振袖の小物は色使いに、時代感が出ます。
コチラは、おばあちゃんの振袖にコーディネートされていた小物です。
朱色の重ね衿が、レトロなイメージです。
帯締めと帯揚げを同色で揃えている点も、古さを感じます。
古典的な柄の振袖には、昔ながらの帯締めも素敵ですが、最近の帯締めは、飾りが豪華で可愛いです。
幅の広い帯締めは、平組と言い飾りはついていませんが、振袖にも昔から良く選ばれています。
つまみ細工の飾りの付いた帯締めは、繊細な和の雰囲気で豪華です。
パールや、ゴールド、ラインストーンの飾りの付いた帯締めは洋風コーデにもしっくりきます。
帯の中心に来るので目立つ帯締めは、デザインによってお値段が違います。
素材が正絹で出来ているのと、凝ったデザインは手間がかかるので15,000円から35,000円です。
デザインが華やかなので帯締め選びは、楽しみの一つです。
パールビーズの灰紫色の帯締めは、上品なお姉さんっぽい。
個性的なゴールドと黒の帯締めは、チュールレースが付いています。
緑色の帯締めは、ちりめん生地のお花が立体的です。
灰紫色に、パールビーズをあしらった帯締めは、上品華やかな印象です。
帯揚げを、成人式本番用に購入した煤竹色の物を共通で使用したので費用を抑えることができます。
刺繍衿
次に買い替え候補は、刺繍衿です。
これは、可愛いので是非、購入オススメです。
8,800円前後の物が多いです。
合わせてもらったのは、真っ白では無くほんのり、くすんだ刺繍衿を選んでいただきました。
他にも黒地の物やカラフルな柄のものもあって、豪華さがUPします。
髪飾り
次に購入候補は、髪飾りです。
後で、購入しようと思ってネットで探すと、正解が分からず、なかなか決まらない事も。
振袖を試着した状態で、髪飾りを着けて選べるのと、自分が選ぶのとはまた違った提案を聞けるので思いがけない発見があります。
今季のトレンドは、ゴールド、シルバー、プラチナカラー
白、くすみカラーなど
色味が少なめの髪飾りです。
おばあちゃんの振袖 今っぽアレンジ最新版はコチラです
色味を抑えた帯や小物あわせが2024年の流行です。
また、結婚式のお呼ばれや、お正月、結納、従姉妹に譲ったりと
節目節目で、新たにコーディネートするのも素敵だと思います。
その時には、また違った今っぽさがあると思います。
予算少なめ節約コーデ
成人式本番は、赤い振袖を購入したので、こっちの振袖はちょっと、予算を抑えたかったので3万円くらいで、プチチェンジお願いします!とリクエストしました。
刺繍衿は、入れたい!
帯揚げなど共通で使用できるものは共通で使いたい!と希望を伝えました。
刺繍衿 8,800円
重ね衿 2,200円
帯揚げ 共通で使用 0円
帯締め 5,500円
帯 おばあちゃんの 0円
草履バッグ 共通で使用 0円
合計16,500円で、プチチェンジ出来ました。
華やかだけど、振袖の邪魔をしない豪華な刺繍衿
ゴールドと黄緑を重ねた重ね衿
帯揚げは、赤い振袖と共通で使用
帯締めは、飾りの付いたものは15,000円以上するのですが
おばあちゃんの帯が、柄がはっきりしているので
シンプルだけど飾りの付いた黒い帯締めを提案してもらいました。
お手頃価格の5,500円の帯締めは、派手な帯には十分なので、このシリーズは色違いで購入しました。
草履バッグも共通で利用できる、シンプルデザインだったので、予算が浮きました。
おばあちゃんに見せるのにも、喜ばれそうなコーデになりました。
まとめ
ママ振袖、祖母振袖を希望する方が増えています。
大事に保管していた振袖を、娘が着てくれると、とても嬉しいものです。
帯や、草履バッグまでコーディネートした完璧バーションと、予算を抑えた節約バージョン
いかがだったでしょうか?
良い物を着せてあげたい、最高の成人式にしたい気持ちも
ここは、ちょっと節約したいといった気持ち
どちらもあると思います。
今っぽい小物は、選ぶのも楽しい時間です。
ここは、譲れないポイントを伝えて、理想の成人式を迎えましょう。
ふじもとでは、お嬢様の魅力を最大限に引き出す素敵な振袖コーディネートをご提案します。
自慢のコーディネートをぜひお試しください!
当店では、無料の試着予約を受け付けています。
ぜひお気軽にご予約いただき、あなたの魅力を一層輝かせる振袖をお選びください。
豊富なデザインやカラーから、お嬢様にぴったりの一着をご提案いたします。
素敵な思い出となる特別な日を一緒に演出しましょう。ご予約をお待ちしております!