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振袖は持っているけれど、<ママ振袖>このまますぐに着れるかな?
こんにちは、呉服の原田です。
新年度になり、新生活を迎えられた方も、少し慣れて落ち着かれた頃ではないかと思います。
色々な事が変わることの多い春ですが、今年は、4月1日より、18歳成人に改正されて、
などの常に新しく正しい情報を聞くことを心がけています。
今年からは、18歳の時に成人のお祝いに振袖を着せてあげたいと考えるご家族も増えるのではないかと思います。
又、今まで通り全部がOKになる20歳の記念(式典、つどいなど)として考えらる方が多いと思います。
ふじもとでも、振袖のご案内も年々早くなってきています。高校2年生もご来店いただいています。
もうすぐゴールデンウィークです。ご家族で振袖の事、少し話しをしてみて下さい。
そして「私のがある」とおっしゃるお母様へ、とても良い季節ですのでタンスを開けて、風を通してあげて下さいね。
私たちが振袖のご案内をした時にお母様から聞く言葉に「振袖、持っています」ですが、多くの方は、「最近出してない」「”たぶん”全部あるはずです」と、少々不安げな言葉が続きます。
↓↓振袖を着るのに必要な小物解説は、こちら↓↓
「物」があっても「抜け」はある⁉~振袖をきちんと着るための確認事項~
もちろん、揃っていれば安心ですし、お嬢様がお母様の振袖を「着たい」と思ってらっしゃれば、とても嬉しいことです。
そこで、今回は、お持ちの振袖(ママ振袖)を、前撮り撮影や成人式に着用するために、やっておきたいこと、揃えておきたいものなどをご紹介します。
1、振袖の状態
長年タンスの中に入れっぱなしの振袖もありますし、お嬢様のためにと丸洗いや虫干しを続けてこられた振袖など、さまざまです。
まずは、丸洗いについて…シミ、カビや変色、縫目のほつれなど点検して洗います。
シミ落とし、カビ取り、変色などのトラブルなど、お見積もりとして、お伝えします。丸洗いは、お仕立てしたまま行う作業になりますが、もう1つ、
洗い張りをしてお仕立て直す方法があります。
この方法をご提案する理由は、
- 寸法がお嬢様に合っていない(短い)場合です。ただし、出せるだけの布地が縫い込まれているかが重要ですが。
- 変色など、直すところが多い。
- 同裏(裏地、正絹の白)の黄ばみ。
特にこの3点が理由のことが多いです。
洗い張りとは、一番わかりやすく言いますと、今、仕立ててある着物を全部ほどいてから、洗ったり、お直ししていくことです。
(張るという字が入っているとおり、針の付いた竹ひごで引っぱって、幅を合わせたりの工程があります。)
こうして、もう一度縫うわけですから、今度は、お嬢様に合わせた寸法で、お仕立て出来ますので、”おはしょり”や肩裄(肩巾、袖巾)もきれいな、着付け、着姿になります。まずは、ご来店、ご相談ください。
寸法のこと、コーディネートなど、お手伝いさせていただきます。
2、忘れがちな振襦袢のこと
振袖だけではなく、振襦袢ももちろん、丸洗いをおすすめしています。
必ず、振袖の寸法に合っていないといけませんので、振袖をお仕立て替えされますと、いっしょに振襦袢も合わせていきます。
時々ではありますが、振襦袢だけ、訪問着用に袖丈を短くされた方(短く切ってしまわれた方)や、お母様のご姉妹様の振袖などと、組み合わせを間違えて寸法が違うなどありますので、気をつけて下さいね。
振襦袢のシミは、本当に気になるところは、シミ落としが必要かも知れませんが「見えないので…」とそのままにしておくことも多いです。
地衿(半衿を付ける前のほとんどが綿地)の黄ばみがひどい時は、地衿付け替えをおすすめします。白い半衿の場合透けて見えることもありますので。
半衿は、振袖の時は、ほとんど刺繍の入ったものを選ばれます。
昔は、着物を着たあとは、半衿をはずして、自分で洗ってまた着けておくことが、あたりまえのようでしたが、今は、半衿を付けたままで振襦袢ごとお手入れや丸洗いに出されます。
もちろん、半衿付もお願いされる方がほとんどですので、安心して、おまかせ下さい。
又、刺繍の半衿も、洗って縮むこともありますので、おまかせ下さい。
振袖はもちろん、振襦袢も正絹ですので、絶対に、ご自宅で洗わないで下さいね。
3、勘違い!間違えたら大変!!
襦袢と書くけれど、全く違うもの
肌襦袢…
着物を着る時の下着ですので、ガーゼや綿など汗を吸いやすいもの。
洋服の下着と同じで脱いだら家庭で洗うことが出来ます。
振襦袢・長襦袢…
着物の下に着るものですので、下着の感覚の方もいらっしゃるようですが、ほぼ着物(の一部)と考えた方が間違いがないかと思っています。
半衿や、袖口や振りなど、見えて、とても重要な部分です。
「洗ったら縮みました」なぜ縮んだのかわからなかったと言われることもあります。
”正絹ですので”水は大敵です!
ふじもとでも常時、ご相談、受け付けています。
また、お嬢様とご一緒にご来店希望で採寸やコーディネートをご希望の場合は、ぜひ、ご来店予約をされた方がお得です。
普段、着ないし、わからない事も多い着物の事ですが、どうなっているのかな?とタンスを開けてもらうだけでも風通しになりますので、少し覗いて下さい。
動くきっかけになりましたら幸いです。
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ママの振袖をお嬢さんに着せられる?
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