スタッフブログ
こんにちは呉服部マネージャーの長谷川です。
あっという間に三月になり卒業式シーズンを迎えるとともに梅や桜が顔を出し、
春らしい季節となりました。
ご成人を迎えられる皆様や、そのご家族様の中には
〝来年の成人式ってどうなるんだろう“
”あるのかな”
“今年のように延期になった場合ってどうなるんだろう”
などの不安を抱えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、山口市の成人式が延期になってしまい、
その後、お客様と私達とで行っていったこと、
お手伝いさせていただいたことをピックアップしてお話したいと思います。
突然の成人式延期!
1月に予定をしておりました、山口市、防府市、美祢市、萩市、長門市と、
藤本で中心にお世話をさせていただいている地域が、
年末になって次々と成人式延期という発表をし、延期が決定しました。
このような感染の状況を1年間見守り続けておりましたので、
新成人のご本人も御家族も私たちも少し予測はしていたものの、残念な気持ちでいっぱいでした。
藤本でも約300名の新成人の振袖着付けを予定しておりました。
成人の日は感謝の心を伝える日
呉服屋として何か出来ることはないかと話し合い、式典はなくても、
家族や、おじいちゃんおばあちゃんに見せてあげて、ゆっくり一緒の時間を過ごしてもらいたいと、
ある声掛けをしました。
無料で着付けをお手伝いということです。
“せっかくの機会なので袖を通してみませんか” と声をかけると想いの通り、
“おばあちゃんに振袖姿を見せたい”
“家の玄関先で家族写真を撮りたい”
と言って頂き、お着付けをしました。
テレビ山口夜のニュースで話題に!
なんと成人式開催予定だった日の着付けをテレビ山口の報道ニュースでも紹介していただきました。
いつもなら、成人式はお友達と久しぶりに会って話をしたり、
盛り上がったりすることが多いのですが、
それが叶わなかったこの日は家族と過ごしたいというお嬢様が多く、
ご両親様が特に喜ばれていらっしゃいました。
「20年間育ててくれてありがとう。」
「習い事とか好きなことを経験させてくれた両親に感謝の気持ちを伝えたい。」
「ありがとうございます。」
「家に祖母がいるので、この姿を見せてあげたい。」
「色々とお世話になったので、感謝の気持ちを伝えたい。」
カメラにコメントされたこれらのメッセージに涙腺がウルっとしました。
いつの間にかこんなに大きくなって、社会に貢献できる立派な人間になっていってもらいたい、
とお母様も話して下さいました。
成人式に出れないからこそできること
振袖は長いお袖が揺れることで、災いを転じて福を呼び込むという親の願いが込められています。
振袖を着ることで、親子の絆を再確認して欲しいなと思います。
感染拡大という異例の状況の中大人になられた新成人の方に、
少しでも良き思い出を残して頂けるお手伝いをしていきたいと思っています。
逆境の中、いつもと違ったからこそ、味わえたこの感動がありました。
いよいよ5月、夏と成人式が近づいております。
環境は違えど、それぞれの特別な成人式の思い出を作っていって欲しいと願います。
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長谷川