スタッフブログ
こんにちは!
山口市米屋町商店街にあります、ふじもと呉服店呉服部の山下です。
二十歳のつどい(旧成人式)まであと1ヶ月と少しになりましたね。
無事に当日を迎えられるよう、今回は「二十歳のつどいまでに確認しておくこと」について書かせて頂きます。
(1)振袖が一式揃っているか
☆必要なもの一覧☆
★振襦袢
★襟芯
★重ね襟
★肌襦袢
★三重紐
★補正
(2)その他持ち物の確認
①持ち物の確認
②防寒対策について
(3)予約・時間の確認
①着付け時間
②美容院の予約時間
③式典の時間の確認
(1)振袖が一式揃っているか
まずは大事な振袖ですよね。
一式揃っているか、改めて確認しましょう。
☆必要なもの一覧☆
振袖
振襦袢★
袋帯
帯揚げ
帯締め
重ね襟★
草履バッグ
足袋
肌襦袢★
裾除け★
襟芯 ★
腰紐(ふじもとでお着付けの場合は4本)
マジックベルト
伊達締め
帯枕
帯板
三重紐★
補正(腰パッドやタオルなど)★
振袖を着るには主にこちら一式が必要になります。
数が多いので★印のものだけご紹介させて頂きます。
★振襦袢
振襦袢とは振袖の下に着る着物のことです。
振襦袢ではなく長襦袢という名前なら聞いたことがある、という方がいらっしゃるかもしれませんが、振襦袢と長襦袢は同じものです。
長襦袢の中でもお袖の丈が振袖に合わせて長くなっているものが振襦袢になります。
★ 襟芯
襟芯襟芯とは振襦袢や長襦袢の襟に差し込み、襟の形を整える道具です。
入れないとふにゃふにゃな襟になってしまうので、ピシッと美しく着るためにこちらも用意しましょう。
ちなみに襟芯は使う度に襟から外してくださいね。
前に着たときから長襦袢に入れたままという方が結構いらっしゃいますが、入れたままだと芯が歪んでしまうのでこまめに取り外すようにしましょう。
★重ね襟
重ね襟重ね襟とはその振襦袢と振袖の間に挟む飾り襟のことです。
こちらをするだけで襟元がとても華やかになるためほとんどの方が取り入れていらっしゃいます。
また襟を重ねることに「福を積み重ねる」という願いも込められていますので、思いを込めて選んでみてくださいませ。
★肌襦袢・裾除け
肌襦袢と裾除けとは振袖と振襦袢の下に着る下着のことです。
これは肌襦袢が上に着るもので、裾除けが下に着るものになります。
どちらも着物のように着て頂けたら大丈夫です。
上下が繋がったワンピースタイプのものもありますので、そちらをお持ちの方はそちらをお使いください。
ただ、着たときに着物の裾からはみ出す長さじゃないかと、着物の襟元(特に後ろ側)から見えていないかはしっかりチェックしてくださいね。
着物を着るときうなじは映えポイントになるので、きちんとできているか誰かに見てもらったりしてくださいね。
★三重紐
三重紐三重紐とは帯を華やかに結ぶために使う小道具です。
ゴムベルトなのですが、真ん中だけゴムが三重に重なっています。
ここに帯をひっかけて豪華に作りあげていきます。
主に振袖のときしか使わないものなので、抜けがちな三重紐ですが重要アイテムなので確認を怠らないようにしてくださいね。
★補正
補正とは振袖を着るとき、その着姿が美しくなるよう身体を整えることをいいます。
もちろん振袖以外の着物のときでもします。
補正が上手にできていないと、それだけで着姿が決まらないので必ず着付けをされる方に何が必要なのか確認しましょう。
着物を着るときは寸胴になるように補正をします。身体の凹凸を減らしましょう。
基本的には薄手のタオルで補正ができます。
ふじもとではフェイスタオルぐらいのサイズで薄いものを3枚ご用意して頂いております。
これらを腰周りに巻き、紐で上から結んでとめたらOKです。
ですが補正のためのパッドというものもあります。
ふじもとで取り扱っている小物セットにも入っております、こちらの腰パッドがあればかなり楽に補正ができます。
これがあればタオルは多くて2枚で足りますし、紐で上から結ぶ必要もありません。
着物を着るときは主に紐で、着物が落ちないようにぎゅ~っと締めますが、その位置が腰パッドの上だったら締められても苦しくないので、お持ちでない方はオススメです!
また補正でしたら胸元も入れます。
鳩胸の方が美しく着れますので、ふじもとの場合は胸元に綿を入れます。
この綿はお店側が準備しますのでご安心ください。
ただお肌が敏感な方にはよくないかもしれませんので、その場合はご相談頂けると助かります。
他店でもほとんどのところは同じだと思いますので、もし何かあるならご相談される方がいいと思います。
その他の小物について、また今回ご紹介した小物についての詳細はこれらの記事↓をご覧くださいませ。
探索レポート第1弾[帯揚げげ編]
探索レポート第2弾[帯締め編]
重ね衿や半衿って?振袖選びでは衿元にこだわろう!
「振袖」以外に必要なものって?~袋帯とか帯揚げってそもそもなに?~
振袖を着るには何が必要なの?
何度もお伝えしますが、上記の小物一覧はふじもとでお着付けする場合に必要なものです。
着付けされる方、もしくはお店によっては必要な腰紐の本数が違っていたりコ-リンベルトを準備してくださいと言われる場合もありますので、先方にきちんと確認をお願いいたします。
また必須ではありませんが、「和装ブラジャ-」があるととてもいいです。
和装ブラジャ-とはその名の通り着物を着るとき用の下着のことです。
こちらの上から着付けをするとより美しい着姿になることができます。
着物を着るときは、一般的なブラジャ-はワイヤ-の上から帯を締めると痛いのでつけません。
ふじもとでもつけて来られたら着付けのときに脱いで頂いております。
いくら周りが女性ばかりとはいえ下着を外すのは恥ずかしいですよね。
ですので、先に和装ブラジャ-をつけてからお越し頂くのをオススメします。
(2)その他持ち物の確認
①持ち物の確認
当日の持ち物は、式典の受付で当日の資料や記念品を受け取ることを想定して最小限に抑えましょう。
目安は草履とセットのバッグに入るぐらいがベストです。
お金は小銭入れぐらいのサイズに変えて、あとは貴重品やハンカチやティッシュなどを入れておくぐらいがいいと思います。
詳細は↓の記事をご覧くださいませ。
小さな振袖バッグでも大丈夫!持ち物の最適な量とは?
チェック項目、またあるとお役立ち頂けるものもご紹介しておりますのでぜひ参考にしてくださいませ。
②防寒対策について
二十歳のつどいは毎年1月の上旬にあります。
ですのでもちろんとっても寒いです!
温暖化で近年は雪が降ることはあまりありませんが、振袖だけだと人によっては体調を崩してしまうかもしれません。
振袖は生地が厚く、また重ね着をするので晩秋くらいでしたらちょうどいいと思うのですが、
着物、特に振袖は首の後ろが大きく空くように着付けをしますし、腕も少し上げるだけで冷たい空気が素肌に触れてしまうのでどうしても身体が冷えてしまいます。
その対策として下着を工夫することをオススメしております。
振袖を着る際、肌襦袢と裾除けという下着を着ると先程ご紹介させて頂きましたが、その下にも下着を着てOKです。
ヒ-トテックを選んで頂いても大丈夫ですが、1つ注意として首の後ろが大きく空いているものにしてください。
振袖を着たときに後ろからその下着が見えてしまっては美しくないので、あまり目立たない色で広く首周りが空いているものを選びましょう。
ちなみに袖が長いのはまくればいいので気にされなくて大丈夫です。
またレギンスも履いて頂いて大丈夫です。
振袖や振襦袢は巻きスカ-トのようなものなので、脚に密着するものがありません。
ですのでその寒さ対策にレギンスを履いて頂いて大丈夫なのですが、こちらも裾から見えないようあまり目立たない色かつ膝下ぐらいまでの丈のものを選びましょう。
1番ダメなのはカイロを貼ることです。
振袖を着るときは着姿が崩れないように帯や腰紐などをギュッと締めます。
その際カイロをしているとそれが身体に押しつけられて低温やけどを負ってしまう可能性が高いので、どうしても寒いときは貼るタイプではなく手に持つタイプのカイロにしましょう。
またここまで振袖の下に着込む防寒対策を書いてきましたが、成人式のファッションとして定番のショ-ルは実は防寒のために身につけていたものなんです。
以前は皆さま身につけられていらっしゃいましたが、成人式が二十歳のつどいに変わってきた頃ぐらいから写真撮影を皆さまメインでされるので、襟周りを見せるためにしないという方が増えてきております。
ですが!
周りがしていなからと遠慮される必要はありません。
内側を温かくしようとも首の後ろは空いたままなので、本当に寒い方は遠慮なくショ-ルをかけてください。
ただコ-トと同じ扱いなので室内に入るときは下ろしてくださいね。これだけは注意です。
くわしくはこちら↓をご覧くださいませ
おしゃれも防寒も叶う!成人式振袖のインナー選び
(3)予約・時間の確認
①着付け時間
とっても大事な着付けの予約時間!
間違えていないかしっかり確認しましょう。
ふじもとでは二十歳のつどいの約1ヶ月前に着付け時間を書いたご案内をお送りしております。
そこには準備のための振袖一式の事前持ち込みのお願いや当日の注意事項なども一緒に書いております。
他店でも同じようにご案内が届きましたらすぐに確認するようにしてくださいね。
②美容院の予約時間
一緒に美容院の予約時間も確認しましょう。
ヘアメイク→着付けの順の方がお嬢様の負担が少ないので、ふじもとでは美容院の予約は着付け時間より早い時間をお願いしております。
人によっては朝5時からお支度という方もいらっしゃると思いますので、その時間に遅れないようしっかり確認の上計画を組んでくださいね。
③式典の時間の確認
すでにその時間に合わせた日程を組まれていらっしゃるかと思いますが、
せっかく支度したのに式典の時間を忘れていて遅れてしまったということのないように、しっかり準備しておきましょう。
また山口市では今年も記念撮影は式典の後に行われますが、終わってあまり間もなく開始されますので、自分の地区がどこで何時に行われるのかも確認しておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
12月中にした方がいい確認事項を今回はまとめました。
参考にして頂けましたら幸せます。
当日の注意事項はまだありますので、ぜひそちらは他の記事を参考にして頂けたらと思います。
他にも振袖や二十歳のつどいに関する情報を記事にしてまとめておりますので、ぜひそちらもご覧くださいませ。
わかりづらいところ、その他気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
直接お店にお越しくださるのも大歓迎です。
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誠心誠意、スタッフ全員でお手伝いさせて頂きますので、
どうぞよろしくお願い致します!
山下