スタッフブログ
皆さん、寒い日が続き閉口していますが、お元気ですか！？
ふじもと呉服店の坂本です。
令和6年度の成人式（二十歳の集い）も無事終わり、ホッとひと息している私達ですが、同時に来年の成人の集いの準備がスタートダッシュして皆さんも”いよいよ”と感じておられると思います。
皆さんの振袖プランは購入？レンタル？ママ振？いろいろ考えていらっしゃると思いますが、、今日はママ振の事お話したいと思います。
そもそも「ママ振」って？
クリーニングと採寸
小物替えをおすすめ！
まとめ
そもそも「ママ振」って？
そもそも「ママ振」って？よく耳にする言葉ですが、これから成人式を迎えるお嬢様方のお母様が着用された振袖のことなんです。ちなみにお嬢様のお姉様が成人式の為に購入して着用された振袖の事は「姉振」と言います。
このママ振が素晴らしいんです！！
ママ振と聞いてどんなイメージが浮かぶでしょうか？「色や柄が古い」「年数が経っているので傷みが気になるしカビ臭い」「大体それが私に似合うの？」いろいろ気になる所があると思います。
ほとんどの場合お母様が連絡して来られるのですが、「娘の成人式に私の振袖を着させたいのですが良いでしょうか？」「古いので今着ると流行おくれにならないですか？」「草履もバックもそのままとってあるから大丈夫と思います」などなど、お母様もご自分の振袖に思い入れがありますから、できれば娘に着てもらいたい。
私の経験から、ママ振は古くないし、流行おくれでもありません。気になる所を一つ一つ解決していく事で、息を吹き返したように素晴らしい振袖になるのです。
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クリーニングと採寸
まず、お母様の振袖をタンスから出してみてください。畳紙の紐を解いて開いてみましょう。
思い出がいっぱい詰まっていますね。泣かないでくださいよ。この大切な振袖がまた輝く時が来ました。
汚れやカビ臭いなどありませんか？ 気にならなくても、何年も何十年もタンスの中にあったのなら、汚れがなくても
★クリーニングをしましょう。
見えない汚れがシミなどが見つかり、きれいにする事で気持ちも新しくなります。
★寸法はどうでしょう。
最近のお嬢様方は身長はお母様とあまり変わらなくても、手・足が長い方も多いです。 そうすると袖丈が短くなりますので、やはり寸法の確認は大事です。
そう言う事もあり、ふじもとでは必ずお嬢様に振袖を着ていただいて確認しています。 寸法の確認は無料ですから安心してご来店ください。
私のママ振のお客様で、お持ちになったのが赤の見事な絞りの振袖でした。お嬢様に着てみていただいたところ、お嬢様には全体的に少し小さいようでした。
振袖自体は大変いい物でしたので寸法をお嬢様に合わせて仕立て直す事になりました。少しお時間は頂きましたが、出来上がって戻ってきた振袖はそれはもう新品のように美しくなっていました。
これには親御さんも特にお祖母様にはとても喜んでいただきました。
たくさんの思い出とたくさんの気持ちが織り込まれていますから、それはそれは大切な振袖物語です。
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小物替えをおすすめ！
★小物で雰囲気がまったく変わります。
古い感じがすると思ってらっしゃる方は多いかと思います。が、振袖自体は皆様本当にいい物をお持ちです。色も柄も新鮮で「ステキ！！」と思わず声が出てしまうものばかりです。
よく洋服の流行は巡り巡ってまた昔と同じようなものが流行ると言いますが、振袖もお母様が着られて20年経ち今見てみると、例えば濃赤の地色に裾と振りの下の方に大きな黒のお花があったり、これは今ちょうど人気のシンプルな柄の振袖と同じスタイルなんです！！
また別の振袖では色を何色も使ったオーロラ模様のものがありました。お花や吉祥文様など一切なくて、オーロラ模様だけなんです。何と芸術的な振袖でしょう！！
※画像はイメージです。
他には見た事がありません。
皆さん本当に今1番新しい振袖をお持ちなんです。
★小物が更に貴方を引き立てます。
ママ振を考えていらっしゃる方は、特に小物替えをおすすめしています。お母様が使われた物が充分使えると皆さん思っていらっしゃるみたいなのですが、実はそこが「古くさい」の要因の一つにもなるんです。
もちろん使える物は使いたい、その気持ちよくわかります。でも心配されていましたよね。「古くて流行おくれにならないかしら」。この心配を解決してくれるのが「小物替」なんです。
半衿、重衿、帯揚、帯締等どれも振袖姿を輝かせてくれる大事な小物です。今は、お母様方の時と違ってきています。どれも豪華で色も種類もたくさんあります。
来店されてそれを見られたお母様方は皆さん言われます、「昔と違うね」と。あるから大丈夫、と安心されずに一度来店されて小物類をご覧になってください。何よりお嬢様方がママ振を着られて小物を替えただけで今風の振袖姿になられたら大満足ですよね。
★気になるのは草履とバック
実は気になるんです、草履とバック。とてもいい物をお持ちなんです、そうなんです。
ただやはりお母様が使われて20年経つと、特に草履は見た目はきれいでも歩いていると草履の底がパックリ外れて使えなくなります。
これは経年劣化と言い、突然その現象が起こりますから、せっかくの成人式で歩けなくなってはいけないので草履は新しい物をおすすめしています。
バックはコーディネートで新しい雰囲気に合えばそのまま使っていただきますが、時代感が出るものも多く、草履・バックセットで替える方も多いです。
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まとめ
いかがでしょうか、ママ振は時代を先取りした素敵な振袖です。
ぜひタンスを開けて振袖を確認してみてください。宝物が眠っています。お嬢様の大切な日をお母様の振袖で紡いでください。きっと新しい物語が始まります。
ママ振って素晴らしい！！
ふじもと呉服店では皆様が自分だけの最高の振袖で最高の一日を迎えられますようにスタッフ一同日々研鑽を積んでおります。
“振袖は家族の絆”をモットーに皆様の幸せ作りのお手伝いをさせていただきます。
