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令和の振袖事情

 初めまして!!今年4月に入社しました、坂本と申します。
初めてブログを書きます。

《自己紹介です》

 出身は山口県柳井市、観光では「白壁の町」、お土産は「金魚ちょうちん」で有名です。

金魚提灯
 気候はとても穏やかで雪もめったに降りません。
以前「ときめきメモリアル」と言う映画のロケ地にもなった事があります。
 兄弟は兄が2人、姉が2人、最後に私ですので5人兄姉です。
 父は明治生まれで庭師(今の造園業)の頭領、母は父を支えながら、お米や野菜を作っていました。
あれ?この雰囲気は日本昔ばなしのようですね。

 ふたりは5人の子供を中心に、父は「子供は宝」が口ぐせで母はそんな父に「甘やかしすぎ」と言っているのが日常でした。
 父は庭師として個人宅の庭を造ったり植木の手入れをしたりで数人の庭師を連れて毎日お客様のところに出かけていました。そんな仕事をしていましたので、自宅の庭にもいろいろな木がたくさんありました、が、ほとんどがお客様の為に買った木でした。

 新しくお庭を造られたり、寿命などで元気が無くなった木を植え変えたりする時、父がいいと思った木を前もって買って新しく植える場所が整うまで、一旦自宅の庭に留め置いておくのです。ですので私達子供はいつも庭の木に触ったり、傷をつけてはいけないと言われていました。お客様の木だからです。

 ある日、私は庭に1本の桐の木を見つけました。

桐の木

 ご存知と思いますが、桐のタンスは防湿効果が高く着物収納に適しているとされていて、嫁入り道具のひとつとして選ばれます。

 私はこれもお客様の木だろうと思っていたのですが、母が「あの木は桐のタンスを作る為にお父ちゃんが植えたんよ。」とポツリと言ったのです。

 桐の木は若く低木です。姉2人はそろそろ適齢期でしたが、それには間に合いません。私はまだ中学生ぐらいだったので私の為に植えておいてくれたのだろうとニヤニヤしていました。

 しかしよく考えたら3人も娘がいるのになぜ1本しか植えなかったのか、1本では引き出しにもならなかっただろうに、父は何を思っていたのか……。
 おもしろい事をやっていた父です。おもしろいと言えば、私は小さかったのであまりよく覚えていないのですが、父が母に内緒で近所に住む父の兄と共同で牛を1頭買ったのです。

黒い牛

 内緒とは言え大きくて黒い牛が自宅の納屋に突然いるわけですから、すぐに見つかってしまい、母はプンプンです。
父は怒られ母と牛の間で右往左往。

 牛はまた突然いなくなりました。
本当に昔ばなしですね。

《振袖の魔力》

 さて、令和振袖事情

 5月に初めて成人をお迎えになるお嬢様の振袖のお世話をさせていただきました。

 私も緊張していましたが、お嬢様も振袖と言う特別な着物に袖を通す事にきっと緊張されていたと思います。
 着装は先輩のアドバイザーの方がしてくださいました。

 支度が整うに連れてお嬢様の気持ちもほぐれて来られたのか、お顔が和らいで、振袖を羽織られた時は笑顔が見れました。
 振袖はお嬢様のお好みの色や柄などを数多い振袖の中から何枚か選び全てお嬢様に合わせてみます。

赤い振袖

 不思議な事に、お顔に合わせてみると、最初に「これが好き!!」と選ばれた物より考えてもいなかった色がお似合いになったりするのです。

 たとえば、ピンクを選んでいてもブルーの方がよく映えていたり、柄も古典よりモダンと言った具合です。

 これは思いがけない事ではありますが、きちんとご自身に合わせてコーディネートするからこそのお嬢様に本当に似合う振袖が見つかると言う事なんですね。

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”最新注目トレンド”柄の少ないお振袖について

自分に似合う振袖ってどんなの?~選び方とその主な目安~

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 そして帯は第二の主役です。
振袖に合わせて何本か選んで合わせて行きますが、この帯で同じ着物が全く違う雰囲気になります。本当なんです!!

振袖帯

 帯が個性的過ぎて着物が目立たなくなってしまったり、振袖の圧倒的な柄に帯が負けてしまったりしないように丁寧に合わせていくと必ずお嬢様、振袖、帯の三位一体のベストなコーディネートができあがります。
 そして名脇役で重要なのが、小物です。

 長襦袢の衿に付ける半衿、振袖の衿元の下に付ける重ね衿、帯周りの帯揚げ・帯締め等どれもお嬢様の振袖姿を引き立たせるのに欠かせない物です。

振袖小物

 それぞれを変えるだけで、パッと雰囲気が変わります。
実際私は目の前でそれを見ましたので、確信を持っています。

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重ね衿や半衿って?振袖選びでは衿元にこだわろう!

探索レポート第2弾[帯締め編]

探索レポート第1弾[帯揚げ編]

 

 想像してみてください、最初は緊張されていたお顔に少しずつ笑みが生まれ、振袖を何枚か着装されて「これだ!」と言う一枚が決まった時には嬉しさの笑みが、帯を一本ずつ合わせて行く中で、「これもいいけど、最初のあれがいい」と、きちんとご自分の気持ちが出せるようになり、その頃には自然な表情で笑みがこぼれ、見ているこちらも嬉しくなります。

 いよいよ出来上がった鏡の中のご自分の振袖姿を見られる頃には、嬉しさと自信で満面の笑みです。
 私から見てもそれはよくわかり、最初の緊張はもうどこにもありません。
あでやかに美しい一人の大人の女性が輝きながら立っておられるのです。
その光景には感動致しました。きっと親御様のような気持ちになったんだと思います。

《え!?そんなに安いの!?

 そんな素晴らしい振袖の力なんですが、やっぱり気になるのはお値段。私が振袖を作ってもらう時代はかなり高価でした(トータルで百万円とか)
そのイメージを私は持っていましたので、値段を聞いた時はとっても驚きました。

なんと!?かなりお安いです。品質も良く、色や柄、小物等も現代を先取りした品物なのにこんなに手に取り易い価格だと知り、私は「ふじもとに入社して良かった!!」と声に出して言いました。

白い振袖
 着物は高いと言うイメージですが、これならお客様にお勧めし易いからです。

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幾ら位の振袖を買うのがいいのか? 人気の価格28万(税別)セットと38万(税別)セットの違いとは

 お嬢様方の振袖姿をイメージしてみてください。

”成人式は大人と認められるセレモニー”

 お嬢様方のこの晴れ姿に親御様達はきっと心に思われるはず。

「あなたは私達家族の自慢の娘よ」と。
どうぞ皆様、振袖でわくわく・ドキドキしていっぱい輝いてください。
人生の中で「HATACHIは一度だけ」です。

 

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 振袖が汚れている。着付けができないなど
お客様の「困った」が解決できるよう
社員一同、振袖に関しての知識や着付けの技術を日々磨いています。
 振袖の事なら「山口のふじもと」と言っていただける安心のお店作りをして参ります。どうぞよろしくお願い致します。